2014年4月12日土曜日

震災被災地でボランティアが見た心に残った話

こんにちはminejisakaiです^^
あれは3年前の3月震災直後の話、凄く心に残ってる嘘みたいなホントの話


その日私がスーパーに食料を買いに行った時の事、私の前に母親と泣きべそかいた子供がいて

子供は大事そうに壊れたDS(画面の亀裂はもちろん色々飛び出してる)を持っていて、
時折ボタンを押しては反応が無いことに落胆している様子だった。

私は少し自分の幼少期を思い出すように・・子供をチラッと見てすぐに視線を戻した。

母親との会話を聞くと、どうやらそのDSはサンタさんから貰ったらしい。

子供が凄く悲しそうで、ゲームができないことよりサンタが怒ってないか気にしてた。
子供らしい発想で・・周りも私も何とも言えない気持ちになっていた所に


1人の中学生くらいの男の子が子供に近づいて行き、自分のDSをその小さな男の子に渡したんだ

中学生の男の子は

「サンタさんから君のDSは壊れてたのを忘れてて、間違えて渡しちゃったから交換してきて欲しいって頼まれた」



そう言って小さな男の子の壊れたDSと自分のDSを交換してた。
子供大喜び、母親は涙ぐみながら頭下げてた・・・・

それを見ていた周りの大人達は中学生の男の子に「やさしさ分けて貰ったから」って食料を分け与えてた。

自分の事で精一杯、余裕が無いからしょうがない・・それが当たり前なんだそう思っていた自分は
中学生の男の子にその時、やさしさや人の痛みが分かってあげる事や余裕が無くても人に何かを分け与えられる人間がいる事を教えてもらった気がしたよ


電気ないし水ないし寒いし食料も充分じゃない。
だけど気持ちが大分明るくなったよ。

minejisakai

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